AI(人工知能)って何?どんな事が出来る?機械学習との違いは?

AI(人工知能)って何?どんな事が出来る?機械学習との違いは?

AI(人工知能)って何?どんな事が出来る?機械学習との違いは?

ここ数年でAIという言葉をよく聞くようになりました。AIとは日本語で人工知能のことです。現在、AIは私たちの身近なものにも使用されるようになっています。そこで今回はAIと、それにかかわる機械学習などについて紹介しましょう。

AIとは何か

AIとは「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略語で、直訳は人工知能です。一般にAIについて「人間のような知的能力をコンピュータで再現する技術」となっています。しかし、定義は定まっておらず、研究者によって見解が異なります。

そしてAIのイメージとして「ドラえもん」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ドラえもんは人間と同じように色々なことを考え行うことができますが、現在のAIに多様性はなく、天気予報の予測など一つのことに特化しているのが特徴です。

そしてAIという言葉は、アメリカのダートマス大学で1956年に著名な学者が参加した「ダートマス会議」で誕生し、「第一次AIブーム(1950年代後半~1960年代)」「第二次AIブーム(1980年代)」を経て、現在は「第三次AIブーム」に入っており、これまでになかった勢いでAIが進化しています。

「AI」と「機械学習」の違い

AIについて調べていくと「機械学習」という言葉がよく出てきます。一般にAIと機械学習が同じような意味として捉えられていることがあります。

機械学習とは大量のデータをコンピュータが学習して、そこから予測などが行えるシステムを構築する技術です。つまりAIの頭脳を作る技術になります。また近年は機械学習から進化した技術のディープラーニングは、人間の脳神経の仕組みを真似たシステムを用いて、コンピュータ自身が自分から学習を進められるようになり、現在進行形でAI技術を飛躍的に進化させています。

そしてここまでの説明で分かるように、機械学習やディープラーニングはAIを開発する技術の一つで、それらをAIは包括している構図です。

AIが得意なことは?

AIの得意なことは予測や分析です。例えば実際に株価の予測や天気予報で用いられています。また最近なって普及し始めているスマートスピーカーやスマートフォンの音声認識にもAIが搭載されており、人が問いかけた内容を分析して答えを導き出し応答します。

そして現在、試験段階の自動運転車にもAIが搭載され、近い将来に街の中を当たり前に自動運転車が走行するようになるでしょう。

AIが苦手なことは?

AIが苦手とする主なことが次の2つです。

創造

AIが苦手なことの一つは「創造」です。先ほど紹介したようにAIの得意なことは予測です。これは過去のデータを学習してそれに基づいた近い将来の予測になります。そして現在のAIでは、データが0の状態から新しいことを創造することは難しいです。

正解を導き出す

現在のところAIに正解を導き出すことは難しいです。先ほども説明したように、AIはデータを分析してそこから予測をします。そのため学習するデータの内容が偏っていたり、データ量が少なかったりすると、正解とはほど遠い結果が出てしまいます。AIを用いた天気予報は高い確率で天気を的中させることができていますが、これはあくまでも予測で正解ではありません。

AIの導入事例

では実際にAIを導入している企業の事例を2つ紹介します。

メルカリのサービス

メルカリではサービスにAIを導入して、手軽な出品を実現しています。これは出品する商品の画像から、そのブランド・商品名の候補をAIがリストアップしてくれます。これにより出品者が商品情報を調べて入力する必要がなくなりました。

Googleアシスタント

Googleアシスタントとは、CMで「OK Google」のフレーズが印象的な、Googleがサービス提供しているAIを使った音声認識技術です。Googleアシスタントではユーザーが問いかけたことに応えて、インターネット検索や天気予報など、その内容に応じて情報を教えてくれます。

まとめ

紹介してきた内容からも、AIは意外と身近な存在です。
これからAIの進化と普及がますます進むのは間違いなく、人間とAIの距離はより近くなるでしょう。そして現在、試験段階の自動運転車などが実現していき、私たちの生活も便利になっていくことが期待できます。

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