SEOの基本の考え方を10年選手のWebデザイナーがまとめてみた更新日:
SEOとは
SEOとは回答を用意し、検索で取り出されやすい状態を作ること
クローラーの動きについて
・情報収集 → クロール
・情報を整理 → インデックス(索引に登録される)※登録がないと検索にヒットしない
検索結果について
・アルゴリズム(ランキングを計算する為の仕組み) ※googleも正解を答えられない
理解しておくことは4つ
・どういう言葉で検索がされているかを知る
・検索エンジンが正しく理解できるようにサイトを作る
・みんなが検索を通じて知りたいことをコンテンツ化してサイトを掲載しておく
・継続的にサイトのにリンクを集めておく
キーワードについて
・キーワードで知りたいのはこういう情報っていうのを検索エンジンは理解している
└ ここで検索順位が決まる
└ 検索結果の情報からユーザーがどういう情報を欲しがっているか探る
・検索エンジンが理解している内容に沿わないと上位表示は出来ない
・情報の新鮮さや時事性の高いキーワードに着目した仕組みで上位に表示される
・キーワードを知ることはみんなが知りたいことを知ること
キーワードは検索者の悩みやニーズそのもの → それを解決するコンテンツを用意すれば良い。
titleについて
・端的に内容を表すもの。パッと見てその内容を想像できるものを考える
・大事なキーワードを含めて何のページなのかが具体的に分かるtitleをつける
・ページの内容と関係ないタイトルをつけない
・異なる内容のページに同じタイトルを複数つけない
・文字数の目安は30文字以内と考える
・重要なキーワードはなるべく前半に持ってくる
・「狙ったキーワード検索でヒットすること」「検索結果で目に留まること」
discriptionについて
・必ずしも設定した文言が説明文に表示されるわけではない
・検索キーワードと合致しているか、文字数が長すぎないか、判断して表示される
・検索エンジンのランキングに直接関わらない
└ 適当に書くくらいなら「書かない」というのも◯
└ とはいえサラッと見ているのでCTRには関係してくる。
・50文字から100文字くらい
・大事なキーワードを含めて何のページなのかが具体的に分かるように書く
・ページの内容と関係ない文章を書かない
・異なる内容のページに同じ文章を書かない
コンテンツについて
・ターゲットとする人が使いそうな言葉を使って書く
・ウェブマスターツール:Search Consoleなど
・ある程度決まりを作ってページを作成する → どのページでもSEOの要件を必ず満たせるようにするルールを決める
└ 文字数は1000文字以上にする
└ タイトルや最初の見出しにキーワードを含める など
・1つのページで主なテーマは1つに絞る
・検索する人が使う言葉に合わせると、読みやすく検索にマッチしやすい。
・検索する人が何を知りたいかを考える。検索結果に表示する価値があるか?
└ 他の色々なサイトにも掲載されていたり、他のサイトの方が優れているなら他のサイトが表示されれば事足りるということを認識しておく。
└ 検索している人からしたら、SEOが上手いかどうかなどは、どうでも良い。
検索する人がサイト訪れるのは1回限りではないを意識してコンテンツを作成する
・ターゲットとする人の行動プロセスをしっかりイメージする
・ターゲットがどんなきっかけで興味を持って、どんなことを知りたいと思って、何に悩んで何を決め手に商品やサービスを買うか使うか、その商品やサービスを利用する時に知りたいことはないのか。それぞれのシチュエーションにおいて、どのような検索として表れるかをコンテンツとして用意する。
・自社の商品を売る為のサイトになっていないか?その商品に興味を持っていない人からしたら関係ないコンテンツとなってしまう。自分が言いたいことではなく、皆が知りたいことを書く。
・ターゲットとする人の具体的なイメージが必要。置かれている状況、起こすであろう行動、知識レベル、情報を探している時の心理状態。そしてキーワードを工夫する。
良いコンテンツに必要なこと
・自分にとってとても役立つ情報が書いてあった。知らなかったことを教えてくれた。行動のヒントになるようなことを示してくれた。自分の意思決定を後押ししてくれた。などのコンテンツには良い印象を持つ。そこから運営しているサイトや会社を信用したり好きになったり紹介したくなる。再訪問にも繋がる。
・「広告を使って集客して、買ってもらう」「SEOでの集客」は別のアプローチで考える。※サイトの目的によって異なる
引用:質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス(google)
・他のサイトにはない情報、他のサイトよりも優れた情報を作る。
・コンテンツは量よりも質。薄、広、浅ではなく濃、狭、深を目指す。
・検索エンジン視点ではなく、検索する人の視点・マーケティング視点で作る。
・いろんなサイトからリンクが集まっているサイトはSEOが強くなる
どんなバックリンクのされ方があるか
└ 参考URLとしてリンク
└ まとめサイトに掲載される
└ SNSで紹介される
└ コンテンツを紹介した記事が逆に紹介される
└ 他サイトに記事を提供してリンクを得る
└ プレスリリースに掲載される
なので…
・リンクしてもらえる理由を持ったコンテンツを作る
・リンクしてくれそうな人にコンテンツをちゃんと届ける
すると…SEOも強くなって露出する機会が増えていき良いループになる。
キーワードを考える×価値のあるコンテンツを作る×たくさんのリンクを集める=SEOの成功
つまり…
コンテンツを作ってどういうキーワードを入れるか = これはどんな情報なのか
コンテンツにリンクが集まっているか = この情報を皆はどう思っているのか
検索エンジンがサイトを信頼するに値するか?を判断する手がかりになる
・リンクグラフ
→どこにも繋がっていない、何の情報発信もしていないサイトをgoogleは無責任に高く評価することは出来ない。サイトにとって有益な情報をリンクグラフを形成していく。
ホワイトハットベースでサイトのSEOを行っていれば、アップデートの度に右往左往する必要がなくなる。長続きするサイトになる。
SEOと広告を同じものといて認識してはいけない
広告は「商品を買ってもらう為に出稿するもの」 = 商品の販促
SEOは「検索する人に情報を届けるための手段」 = 情報の流通手段
売上につながるキーワードで上位表示しなさいでは、検索をする人を主体としたSEOになっていない。完全に売り手側の目線の販促活動の1つになっている。