「副業」って何?知っておくべき基礎知識と代表的な副業を解説
厚生労働省の調査によれば、年々、副業を始める人や副業を希望する人が増えています。これはインターネットの拡充とスマートフォン・パソコンなどの端末機器が普及し、インターネットを介した副業を気軽に始められるようになったのが大きな要因の一つと言えるでしょう。そして、これまで会社員だと多くの会社で副業が禁止されていました。しかし最近では大手企業を中心に従業員の副業を解禁するようになり、実際に副業を始める人が増えています。そこで今回は「そもそも副業とは何か」について紹介します。
副業って何?兼業・複業の違い?
一般的に本業とは会社員などの雇用契約に基づいた働き方や自営業などを指し、これに対して副業は本業とは別の副収入を得る働き方です。そして副業と似たような言葉に複業・兼業があります。どれも副業と同じような意味に思われていますが、それぞれ違いがあり、複業と兼業については以下のようになっています。
複業
複業とは、複数の仕事を本業のように同じ比重で掛け持ちしている働き方で、パラレルワークとも呼ばれています。
兼業
兼業とは、本業のほかに自分で事業を行っている働き方を指します。
どこからが「副業」になる?定義を解説
先ほどは「本業とは別の副収入を得る働き方」と説明しましたが、副業には「これが副業」というような明確な定義はありません。確かに定義はありませんが、もう少し詳しく説明するとしたら「本業に差し支えない程度で、副収入を得る働き方」が副業だと言えます。そして一般的に副業に選ばれる仕事には、内職・株式投資・ネットオークションでの販売・クラウドソーシングなどがあります。
代表的な副業を解説
副業に選ばれる仕事は大きく分けてフロー型とストック型の2つに分けられます。
フロー型
フロー型とは売り切り型のビジネスで、例えば一つの商品ごとの単発取引で収益を得ます。そのフロー型には次のような仕事があてはまります。
アルバイト
副業の定番とも言えるのがアルバイトです。アルバイトには内職やコンビニなど様々な仕事があります。
インターネット販売
メルカリでの不用品販売や、minneでハンドメイドの物を販売して収入が得られます。
クラウドソーシング
インターネットを介して、記事作成や画像編集などの仕事で収入を得ることが可能です。
ストック型
ストック型は、フロー型と対照的で単発ではなく継続的に収益を得る仕事です。そして主なストック型の仕事は次の通りです。
ブログやサイト運営
ブログやサイト運営でのアフィリエイトで広告収入を得られます。
投資
株式投資や不動産投資などです。
Youtube
無料動画配信サイトのYoutubeで情報発信を行って広告収入が得られます。
副業を始める時の注意点
副業を始める際に注意していただきたいことがいくつかあります。その中から主だったポイントを3つ紹介しましょう。
注意点1:会社の就業規則
最近は従業員の副業を認める企業が増えてきましたが、まだまだ禁止している企業は多いので、副業についてどのようになっているのか勤めている会社の就業規則を確認してください。
注意点2:副業なので本業に支障を出さない
副業をはじめることで、本業がおろそかになることも考えられます。あくまでも副業なので無理をせず、本業に支障が出ないように注意が必要です。
注意点3:税金
副収入が入ることは所得が増えることであり当然ですが、納める税金も増えます。会社での収入は自動的に給与から天引きされますが、副収入で年間20万円を超える場合は、自分で確定申告をしてその分の税金を納める必要があるので注意しましょう。
まとめ
お伝えしてきたように、最近は副業する人が増えています。また現代はインターネットが整備されているので、インターネットを介した副業もできるようになりました。そのため選ぶ仕事の選択肢も多くなり、手軽に副業ができるようになっています。ただし副業をするなら、紹介したような注意点に気を付けて始めましょう。