冷蔵庫の引っ越し、水抜きから設置後の電源まで公式情報で整理

冷蔵庫の引っ越し、水抜きから設置後の電源まで公式情報で整理

冷蔵庫の引っ越し、水抜きから設置後の電源まで公式情報で整理

明るいキッチンに置かれた水色の冷蔵庫

冷蔵庫の引っ越しでは、「電源をいつ抜くか」「水はどう抜くか」「運んだあと、すぐ電源を入れてよいか」で迷いやすいものです。この記事では、三菱電機・日立・東京電力エナジーパートナーの公式ページに書かれている内容だけをもとに整理しました。公式ページに書かれていなかったことは、推測で補わず「確認できなかった」と記しています。内容は2026年11月に各ページを読んで確認したものです。

三つの公式ページで共通していたこと

まず、三つのページの内容を見比べて、重なっていた点を挙げます。

  • 運搬の前に霜が溶けてできた水を抜いておく(三菱電機・日立・東京電力エナジーパートナーのいずれも案内)。電源プラグを抜く点は三菱電機と日立が案内
  • 運搬では横積みを避け、冷蔵庫を立てた状態で運ぶ(三菱電機・日立・東京電力エナジーパートナーのいずれも案内)
  • 自分で運ぶ場合は、1人ではなく2人以上で運ぶ(日立・東京電力エナジーパートナーが案内)
  • 水抜きの方法は機種によって違うため、取扱説明書で確認する(三菱電機が明記)

水が出る理由と、霜取り・水抜きの考え方

三菱電機のページによると、冷蔵庫本体の背面下部には蒸発皿があり、冷却器についた霜が溶けたときに自動で排水された水がたまっている場合があります。さらに、運搬のために電源プラグを抜くと、冷却器から霜が溶け出して水がこぼれることがあります。そのため、運搬の前に電源プラグを抜いて霜を溶かし、蒸発皿の水を抜いておくよう案内されています。

霜が溶けるまでの時間の書き方は、ページによって違いました。三菱電機は「電源を切ってから霜が溶けるまで1日程度かかることがある」としています。東京電力エナジーパートナーは「およそ半日」としたうえで、メーカーや機種、季節、霜の付き具合で変わると説明しています。目安に幅があるので、余裕を持って早めに電源を抜く計画にしておくと安心です。

水を捨てる場所については、東京電力エナジーパートナーが、給水タンクや蒸発皿などにたまった水を捨てること、自動製氷機能がある場合は製氷皿と貯水ケースの水も捨てることを挙げています。霜から溶けた水が庫内についていることもあるため、布で拭き上げるようにとも書かれています。

日立のページでは、電源プラグを抜くタイミングについて「移動直前に抜いても問題ありません」とされています。ただし、移動時間が長い場合は早めに抜き、すべての扉を開けて庫内を十分に乾燥させるよう案内されています。直前に庫内を拭くと、温度差で結露して雑菌のにおいの原因になることがある、という注意も書かれていました。電源を抜く時期の書き方はメーカーによって異なる点に注意してください。

日立の公式ページにある運搬の手順

日立のFAQには、引っ越しで冷蔵庫を運ぶ手順が番号付きで載っています。事前準備として庫内の氷や水を捨てたうえで、次の順に進めます。

  1. 電源プラグを抜く(移動時間が長い場合は早めに抜き、扉を開けて庫内を乾かす)
  2. 調節脚を上げる。脚カバーを外し、脚が床から離れるまで回す。大型のフレンチドア(両開きドア)で回しにくいときは専用工具を使う
  3. ドアと電源コードをテープで固定する
  4. 水がこぼれたり床材が傷ついたりしないよう、保護用のシートや布を敷く
  5. 冷蔵庫の下に布などを敷き、冷蔵庫を後方に倒して背面下部から水抜きをする。庫内がまだ濡れている場合は乾いた布で水滴を拭く
  6. 運搬用の取っ手を持ち、2人以上で運ぶ

同じページには、故障の原因になるため運搬時に横積みはしないこと、という注意も書かれています。専用工具が付属していない機種は、購入した店や日立のお店で取り寄せられるとも案内されています。

運ぶときの注意

東京電力エナジーパートナーは、運搬は立てたままが原則で、横倒しは一時的にとどめ、横積みでの運搬は避けるよう勧めています。長時間横にすると内部の機械が故障して冷えなくなるおそれがあるとも説明しています。三菱電機も、横積みにせず必ず立てた状態でしっかり固定するよう案内しています。

重さについて、東京電力エナジーパートナーは冷蔵庫は最低でも30kgほどあるとして、必ず2人以上で運ぶよう勧めています。引っ越し業者に頼めば運搬を任せられること、ベランダからの搬入など専門業者ならではの対応ができる場合があること、階段やエレベーターからの搬入が難しい場合は早めに相談することも書かれています。

新居に置いたあと、電源はいつ入れるか

東京電力エナジーパートナーは、運搬中の振動や傾きで冷却液の位置が変わることがあるため、設置後は約1時間は電源を入れないよう案内しています。そのうえで、電源を入れてから4〜24時間後に食材を入れるとしており、季節・機種・大きさによって幅があり、メーカーによっては最大24時間と表記している場合もある、と説明しています。

冷えるまでの時間については、日立の別のFAQに数字があります。設置後、定格内容積400リットル以上の機種は約4時間、400リットル以下の一部の機種は約10時間かかるとされています。夏の気温が高い時期は、しっかり冷えるまで24時間以上かかる場合もあります。約1時間では温度変化を体感できないことがありますが、故障ではないとも書かれています。

ここで注意したいのは、電源を入れるまでの待ち時間の扱いです。今回読んだ日立の運搬手順のページには、設置後に電源を入れるまでの時間は書かれておらず、別のFAQを見るよう案内されていました。三菱電機のページでも、設置後の待ち時間は確認できませんでした。待ち時間はメーカーや機種で異なる可能性があるため、お使いの冷蔵庫の取扱説明書を最優先にしてください。

公式ページで確認できたことの比較

三つのページで確認できた内容を表にまとめます。「確認できなかった」は、読んだページにその記載がなかったという意味です。

項目三菱電機日立東京電力エナジーパートナー
霜が溶けるまで電源を切ってから1日程度かかることがある運搬手順のページには記載を確認できなかったおよそ半日(機種・季節などで変わる)
電源を抜く時期運搬前に抜いて霜を溶かす移動直前でも問題ない。移動時間が長いときは早めに記載を確認できなかった
水抜き背面下部の蒸発皿の水を抜く(方法は機種で異なる)冷蔵庫を後方に倒し、背面下部から抜く給水タンク・蒸発皿・製氷皿・貯水ケースの水を捨てる
運搬の向き横積みにせず、立てて固定横積みはしない立てたままが原則
運ぶ人数記載を確認できなかった2人以上2人以上
設置後の電源記載を確認できなかった運搬手順のページには記載なし(別FAQを案内)約1時間あけてから
冷えるまで記載を確認できなかった400L以上は約4時間、一部機種は約10時間、夏は24時間以上電源を入れて4〜24時間後に食材を入れる

今回確認できなかったこと

  • パナソニック・シャープ・東芝など、ほかのメーカーの公式な引っ越し手順(取扱説明書は見つかりましたが、ここでは引用していません)
  • 電源を入れるまでの待ち時間の、メーカーごとの公式な数字(日立・三菱電機のページでは確認できませんでした)
  • お使いの機種ごとの霜取り時間や蒸発皿の位置(機種で異なるため、取扱説明書の確認が必要です)

これらは、ほかのサイトの記述で補わず、空欄のままにしています。

まとめ

冷蔵庫の引っ越しの基本は、電源プラグを抜いて霜を溶かし、水を抜き、立てたまま2人以上で運ぶことです。霜が溶けるまでの目安は「半日」から「1日程度」と幅があり、設置後の電源のタイミングも、東京電力エナジーパートナーは約1時間あけるよう案内する一方、メーカーのページでは確認できない場合がありました。迷ったときは、手元の取扱説明書とメーカーの公式サポートを優先して確認してください。

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参考にした公式ページ

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