転入した子どもの予防接種は予診票の再発行から、母子健康手帳を使う申請

引っ越して別の市区町村に移ると、前の自治体で受け取った予防接種の予診票は、そのままでは使えなくなります。転入先で、予診票をもらう手続きが要ります。手続きの方法は、自治体によって大きく違います。
この記事では、港区・大田区・さいたま市・宜野湾市・鶴岡市の公式ページで確認できた内容をもとに、転入した子どもの定期予防接種の予診票の受け取り方と、急ぐ場合の注意点を整理します。最終的には、転入先の自治体の案内で確認してください。
前の自治体の予診票は使えない
- 港区: 他の市区町村で交付された予診票は、港区民になった時点で使えなくなります。港区の予診票を新しく交付してもらう必要があります。
- 大田区: 大田区に転入すると、前住所地で発行された予診票は使えません。紛失したときも、再交付の手続きが要ります。
- さいたま市: 転入後(住民票の異動後)は、原則として、転入前の自治体では予防接種を受けられません。
転入先での受け取り方は3パターン
| 方法 | 内容 | 自治体 |
|---|---|---|
| 自分で申請する | 電子申請か郵送で、予診票の交付を申請する。申請が届いてから、通常1週間ほどで郵送される。対象年齢を過ぎている場合は交付されない。 | 港区 |
| 自分で申請する | 電子申請は、母子健康手帳の予防接種の履歴がわかる画像(余白ページを含む)を添付する。受付後、7〜10日ほどで郵送される。急ぐ人は窓口で、紙の母子健康手帳を見せると、その場で発行される。 | 大田区 |
| 市から案内が届く | 転入した翌月の下旬ごろに、予診票などが送られる。最長で2か月ほどかかることがある。書類は再送付されないので、保管する。 | さいたま市 |
| 市から案内が届く | 転入月の翌月に、「予防接種・乳幼児健診状況届」の記入用紙が郵送される。返信すると、確認のうえで予診票が送られる。確認できないときは、予診票は渡されない。 | 鶴岡市 |
| 接種の記録を提出する | 予防接種歴調査票と、母子健康手帳の予防接種のページの写しを提出する。そのあと予診票が届き、予約して接種する。提出がないと、適切な時期に個別の通知ができない。 | 宜野湾市 |
期限が短いワクチンは、待たずに窓口へ
さいたま市の案内では、転入前の自治体で接種していない場合、次のワクチンは接種できる期限が短いので、予診票の到着を待つと、期限を過ぎるおそれがあります。
- ロタウイルス(1回目は、生まれてから14週6日後まで)
- B型肝炎(1歳未満)
- BCG(1歳未満)
- 麻しん風しん 第1期(1歳〜2歳未満)など
期限が近いときは、保健センターの窓口で、予診票を直接受け取ります。さいたま市の案内では、転入後に早く接種したい場合や、4歳以上で定期接種が終わっていない場合も、窓口に相談します。窓口では、母子健康手帳と、来た人の本人確認ができる書類が必要です。
持っていくもの・用意するもの
- 紙の母子健康手帳(接種の記録があるページ)。大田区の案内では、アプリの健康記録の画面では申請できず、紙の母子健康手帳の接種歴で申請します。
- 来た人の本人確認書類(窓口に行く場合)
- 海外で接種したときは、接種の記録がわかる書類(宜野湾市の案内では、同じ封筒で返送する)
- 接種の当日は、予診票・母子健康手帳・健康保険証(宜野湾市の案内)
接種の予約と、接種できる場所
宜野湾市の案内では、市からの通知を待たずに接種することもできます。その場合は、市のホームページから予診票をダウンロードするか、保健相談センターの窓口で受け取るか、指定の医療機関に備え付けの予診票を使います。接種できる場所や予約の方法は、転入先の自治体で決まっています。
里帰りなどで、市外で接種するとき
横浜市金沢区の案内では、住民登録がある区の外で、里帰り出産や、市外の病院での入院などの理由で定期予防接種を受けるときは、「予防接種実施依頼書」が必要です。電子申請で手続きし、受付から2週間前後で郵送されます。依頼書は、接種の前に受け取っておく必要があります。これは、引っ越しではなく、住民登録を残したままの接種の話です。
予診票が届く時期は、自治体の決まりで違う
さいたま市の案内では、転入した子どものうち、生後2か月の子どもと4歳未満の子どもに、定期予防接種に必要な書類(予診票やお知らせ)を送ります。4歳以上の子どもで、定期接種が終わっていない場合は、保健センターの窓口に相談します。
大田区の案内では、こどもの予診票は、生後2か月を目安に郵送されます。妊婦のRSウイルスワクチンの予診票は、毎月1日か15日のどちらかの日に郵送されます。
宜野湾市の案内では、小学校に入る前の子どもは、生後2か月になる前に予防接種の冊子が送られ、1歳になるときに麻しん風しんや水痘の予診票などが送られます。9歳の誕生月に日本脳炎の2期、11歳の誕生月に二種混合の通知が届きます。無料で受けられる年齢は、予防接種の種類で違います。
手続きの前に確認しておくこと
- 転入先で、予診票を自分で申請するのか、市から届くのか
- 予診票が届くまでの日数(1週間ほど〜最長2か月)
- 期限が短いワクチンが、まだ残っていないか
- 母子健康手帳の接種の記録が、そろっているか
子どもの手続きは、児童手当の記事や、転校の書類と流れの記事にもまとめています。住民票を移す手続きは、住民票の移し方の記事を確認してください。