免許証の住所変更はどこでできる?必要なものと手続きの流れ

引っ越しをしたあとは、運転免許証の住所も変えておく必要があります。「どこへ行けばいいの?」「何を持っていけばいいの?」「お金はかかる?」と、手続きの前に確かめたいことは多いはずです。マイナンバーカードと免許証が一体になった「マイナ免許証」を持っている人は、手続きの進め方も変わります。
この記事では、免許証の住所変更をする場所、必要なもの、手続きの流れ、マイナ免許証を持っている人の場合、家族や代理人が手続きするときの注意点を整理します。警視庁、神奈川県警、千葉県警、福岡県警、大阪府警などの公式ページと、警察庁のFAQで確認できた内容をもとに書きました。受付時間や持ち物は都道府県ごとに違うため、手続きの前に、新しい住所の都道府県警のページも開いて確かめてください。
免許証の住所変更は引っ越し後いつまでにする?
免許証の住所変更の期限は、日数では案内されていません。千葉県警は、住所が変わった人に、転居後速やかに運転免許証の記載事項変更手続きを行うよう案内しています。大阪府警も、氏名、本籍、住所に変更があった人は、速やかに変更の手続をしなければならないとしています。
住民票を移す手続きの期限(転入届は引っ越しから14日以内)とは、別の手続きです。住民票の手続きが終わったら、続けて免許証の住所変更に進むのが、無駄のない順番です。住民票を移す手続きは、一人暮らしの引っ越しやることリストでも確認できます。
免許証の住所変更ができる場所と受付時間
免許証の住所変更は、新しい住所がある都道府県の、運転免許センターか警察署で行います。神奈川県警は、新住所が神奈川県内の人は、運転免許センターか県内の警察署(横浜水上警察署を除く)で手続きでき、代理人でも構わないとしています。福岡県警は、福岡県以外へ転出した人は、転出先の免許センターや警察署に問い合わせるよう案内しています。旧居の都道府県の窓口ではなく、新居の都道府県の窓口へ行く、と覚えておきましょう。
受付は平日の日中が基本です。広島県警では、警察署が月曜から金曜(休日、祝日、年末年始を除く)の9時〜12時と13時〜16時で、県内の最寄りの警察署なら管轄は問われません。千葉県警の運転免許センターは、平日と日曜の9時から16時まで受け付けていて、土曜、祝日、年末年始は取り扱っていません。曜日や時間は都道府県ごとに違います。出かける前に、新住所の都道府県警のページか電話で確認しましょう。
免許証の住所変更に必要なもの
従来の免許証を持っている人が、住所だけを変える場合に必要なものは、次のとおりです。警視庁の案内をもとにしています。
| 必要なもの | 内容や注意点 |
|---|---|
| 運転免許証 | 現在持っている免許証。マイナ免許証と2枚持ちの人は、両方を持っていく |
| 新しい住所が確認できる書類 | 住民票の写し、マイナンバーカード(通知カードは不可)、資格確認書、消印のある郵便物など |
| 記載事項変更届 | 申請の用紙は、運転免許センターや警察署の窓口にある(神奈川県警の案内) |
| 手数料 | 無料(神奈川県警の案内) |
※2026年10月30日時点の各警察の案内です。持ち物は都道府県で少しずつ違います。
新しい住所を確認する書類として、一番確実なのは住民票の写しです。警視庁は、コピーは不可で、マイナンバー(個人番号)が記載されていないもの、交付日から6か月以内のものを求めています。神奈川県警は、住民票の写しは返却されると案内しています。マイナンバーカードを使うときも、通知カードは使えません。
郵便物を使う場合は、注意が必要です。神奈川県警は、新住所に届いた郵便物のうち、転送されたもの、宛名がカタカナのもの、住所が町名からのみ書かれているものは使えないとしています。福岡県警は、本人宛ての新住所が書かれた電気やガスの料金の領収書などを例に挙げる一方で、公的機関以外からの一般の郵便物、ダイレクトメール、年賀状、転送された郵便物は受け付けないとしています。確実に済ませたいときは、住民票の写しかマイナンバーカードを持っていきましょう。
免許証の住所変更の手続きの流れ
窓口での手続きは、次の順に進みます。
- 住民票を移したあと、新しい住所が確認できる書類(住民票の写しなど)を用意する
- 新住所の都道府県の運転免許センターか警察署へ、受付時間内に出向く
- 窓口で記載事項変更届を書いて、免許証と書類を出す
- 免許証の裏面に新しい住所が記載されて、返却される(神奈川県警の案内)
住民票の写しは、住民票を移す手続きと同じ日に、市区町村の窓口で取っておくと、二度手間になりません。
マイナ免許証を持っている人の免許証の住所変更
マイナンバーカードと免許証が一体になった「マイナ免許証」を持っている人は、先に市区町村で、マイナンバーカードの住所変更をします。警視庁は、来場する前に、住んでいる自治体でマイナンバーカードの住所変更をしてから手続きするよう案内しています。券面の住所が、変更後の住所になるためです。神奈川県警は、運転免許センターや警察署では、マイナンバーカードに記載された住所は変更できないとしています。
従来の免許証とマイナ免許証を両方持つ「2枚持ち」の人は、両方のカードが必要です。福岡県警と神奈川県警が、そう案内しています。マイナンバーカードの住所を変更していないと、免許証の記載事項は変更できません。
マイナ免許証だけを持っている人には、「住所変更等ワンストップサービス」があります。市区町村でマイナンバーカードの住所を変更すれば、警察への届け出が不要になるサービスです。使うには、事前に免許センターや警察署へ、マイナンバーカードの署名用電子証明書を出し、変更する項目への同意の手続きを済ませておく必要があります(神奈川県警の案内)。警察庁のFAQによると、市区町村で住所の変更を届け出てから、原則として2日後に免許情報が自動で変更されます。
警察庁のFAQには、注意点も書かれています。市区町村で住所などの変更手続きをすると、署名用電子証明書が失効するため、新しい署名用電子証明書の発行手続きが必要です。新しい証明書を発行しないと、免許情報の自動変更は行われません。また、顔認証のマイナンバーカードは、署名用電子証明書の機能がないため、このサービスを受けられません(神奈川県警の案内)。
家族の分をまとめて手続きするとき・代理人が手続きするとき
千葉県警は、世帯で引っ越した場合、世帯全員が記載された住民票の写しと免許証で家族関係が確認できれば、世帯の1人が、同じ世帯の他の人の変更手続きもまとめて行えるとしています。
本人が行けないときは、代理人が申請できます。警視庁は、住民票に併記されている人なら、本人以外でも代理人として申請できるとしています。代理人が行く場合は、これまでの書類に加えて、届出をする人と代理人が併記された住民票の写し(コピー不可、交付日から6か月以内)と、代理人の本人確認書類が必要です。福岡県警は、委任状と代理人の身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)を求めています。代理人の書類は、都道府県によって違います。
外国籍の人が免許証の住所変更をするとき
外国籍の人は、令和7年10月1日から、手続きに必要な書類が変わっています。静岡県警は、住民基本台帳法の適用を受ける外国人の人は、在留カード、特別永住者証明書、在留期間などを記載した住民票の写しのいずれかが必要としています。宮城県警の案内では、すでにマイナ免許証を持っている人は、追加の書類は不要です。
免許証の住所変更の流れとまとめ
ここまでの内容を、手続きの順に並べます。
- 引っ越し先の都道府県警のページで、受付場所、受付時間、必要なものを確かめる
- 住民票を移す手続きを済ませ、住民票の写しかマイナンバーカードを用意する(マイナ免許証の人は、先に市区町村でマイナンバーカードの住所を変更する)
- 平日の日中に、新住所の都道府県の運転免許センターか警察署へ行く
- 記載事項変更届を出し、免許証の裏面に新しい住所が記載されたことを確かめる
引っ越しの手続き全体の順番は一人暮らしの引っ越しやることリストに、役所や金融機関などの住所変更は引っ越し後の住所変更手続き優先順リストにまとめています。郵便物の扱いは郵便物転送サービスの使い方も参考にしてください。
まずは、新しい住所の都道府県警のページを開いて、免許証の住所変更の受付時間を確認するところから始めてみてください。
あわせて、引っ越しの住民票の移し方とマイナンバーカードの住所変更の記事も参考にしてください。
あわせて、引っ越し後の車庫証明の記事も参考にしてください。